紛争の内容

会社の代表者は、ペット関係のサービス業を始めたいと考え、2年以上にわたり事業計画の策定や市場調査を行ってきました。
そして、店舗をオープンするに至りましたが、当初の目論見どおりにはいかず、約半年で経営が行き詰ってしまいました。
代表者自身が体調を崩してしまったこともあり、店舗を他の従業員に譲り、法人と代表者個人の破産を申し立てるに至りました。
負債総額は、店舗の内装工事費用がかさんだこともあり、約3000万円になっていました。また、代表者も、会社の債務の連帯保証をしていたこともあり、1000万円以上になっていました。

交渉・調停・訴訟などの経過

本件では、店舗をオープンしてからすぐに他の従業員にその店舗を譲ったため、いわゆる計画倒産が疑われるおそれがあった。
また、店舗の内装に多額の費用がかかっていたため、これを換価できるのではないかと指摘されるおそれがあった。
そのため、破産の申立ての段階で、事業の構想段階から経営断念に至るまでの経緯を詳しく説明しました。また、店舗の内装や残っていた備品についても、査定などを出して換価の可能性が極めて低いことを説明しました。

本事例の結末

会社の破産手続きは終了。
代表者も破産免責を受けることができました。

本事例に学ぶこと

本件では、代表者が資料収集・提出に協力的だったこともあり、申立段階で詳細に事情を説明し、資料を提出することができました。
その結果、申立てから破産免責まで、スムーズに手続きが進みました。