【依頼内容】

中古車販売業 破産債権総額 2500万円 従業者5名の会社です。

■法人破産の原因

ガソリン高騰時期に、中古車販売数が著しく低下し、売り上げが激減してしまいました。
その結果、広告代金等の経費について消費者金融で借入をするようになり、
その借入が雪だるま式に膨らんでいったため、債務超過の状態となったものです。


【手続きの方針、結果】

■破産申立までに行なったこと

・中古車販売をしていた借地の返却のため同土地の原状回復の指示、
・破産債権者からの問い合わせに対する対応、
・在庫の中古車の売却とその清算の指示
等を行いました。

■破産申立て後の流れ

管財人の方と面談をし、会社代表者らの個人の破産手続きも併せて行っていたため、
個人に発生した過払い金の自由財産拡張申立てをしました。
また、受任後に、会社代表者らが新たに借入れをしてしまっていたため、
家計状況の確認等を逐一行い、破産の手続きを維持できるよう指導をしておりました。

■その他(尽力した点など)

弁護士介入後に借り入れをしてしまったことや、
会社代表者の方は通院の必要性等もあったため、医療費がかかっており
家計の状況は通常よりも弁護士が積極的に把握しておく必要が高かった事案です。